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支払われる旅費の内容

支払われる旅費はおおまかに
  • 交通費
  • 日当
  • 宿泊費
  • 旅行雑費
に分かれています。

交通費

国内出張の場合、陸路利用ならば原則として、東京駅から「用務地のある市区町村内の主要な鉄道駅」までの鉄道運賃が支給されます(要領7条1項本文)。ここでいう「市区町村内の主要な鉄道駅」とは、原則として市区町村の役所(役場)の最寄駅です(Q&A108)。(国内かつ空路の場合は到着空港から「主要な鉄道駅」?)

海外出張の場合、東京駅から羽田空港・成田空港までの定額運賃、および航空券代の実費、さらに到着空港から用務地(宿泊地)までの交通費が支給されます。

なお、自宅や駒場キャンパスから東京駅まで、および国内出張における「市区町村内の主要な鉄道駅」から目的地までの移動費用は日当に含まれています(Q&A109)。

日当

現地での交通費や通信にかかる費用と昼食代を合わせて、出発日から帰着日までの日数に応じて日当が支給されます。昼食が研究会参加費などに含まれる場合、その日の日当の半額が不支給になります(Q&A132)。

宿泊費

宿代と朝食・夕食代、宿泊に伴う諸経費(諸税など)によって構成されます。朝食・夕食が研究会参加費などに含まれる場合、その日の宿泊費から、「食卓費」の半額が不支給になります(Q&A132)。なお、宿代がこの定額を超える場合、定額を超えて実費で精算できますが、その場合は朝食・夕食代の部分も含めて不支給の扱いになります(実費支給全体が宿泊費として取り扱われ、その内訳が宿代のみによって構成されます)。

日当・宿泊費・食卓費の定額は以下の通りです。

ケース 日当 宿泊費 食卓費の半額
国内・准教授以上 2600円 13100円 1300円
国内・その他の職位 2300円 10500円 1150円
海外・欧米中近東地域 6000円 23000円 3050円
海外・その他地域 2250円 13000円 3050円

提出書類について

事前に用意すべき情報・書類は基本的に以下の通りです。
  • 研究会ホームページURL
  • 空路を利用する場合は予約便がわかる情報(旅程表など)領収書

また事後に提出すべき書類は基本的に以下の通りです。

  • 参加費領収書
  • 宿泊費を定額を超えて支払った場合は領収書理由書
  • 空路を利用した場合は半券(搭乗案内または搭乗証明書で代用可)

旅費の請求にかかる研究費不正について

カラ出張はもちろんですが、出張旅費を過大に受け取ることも研究費不正にあたります。以下に、容易に実現可能で誤解する可能性があるものの、不正出張となるケースを挙げます。
  • 鉄道移動は定額支給なので、マイレージを利用した特典航空券を利用した
  • 宿泊料は定額支給なので、出張先在住の知人に泊めてもらった
  • 前泊すると申告し、出張期間は変わらないため夜行バスで移動した
  • 鉄道移動の場合は日程に関する証憑を提出する必要がないため、無申告で1日延長して私事旅行を挟んだ